3期生 狩野 志文
- 留学国
- フランス、パリ、パリディドロ大学
- 留学テーマ
- 人生を楽しみたい
- 留学期間
- 2年
- 費用
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160万円+埼玉大学の授業料
- 奨学金の種類
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埼玉世界発奨学金地域活躍型:一括で20万円
- 履修内容(メインで勉強した科目等)
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経済学、法学、フランス語
- 課外活動(クラブ活動、インターンシップなど)
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日仏交流会、レストランでアルバイト、インターン
- 学んだこと、身に着けた力
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困難にひるまない、楽しく生きてほかの人に良い影響を与える
体験?感想
自分の取り組み(何を考え、どう行動したか)
正直に書くと、留学のテーマはなくて、アフリカに興味があったのでフランス語ができたらいいなと思ってダブルディグリープログラム(DDP)を選択しました。結果、フランス語でインターンをできる程度にはなり、これからの努力次第でちゃんとしたトリリンガルになれると思うので頑張りたいです。
学校ではテーマどころではなくて、現地学生と同じ授業をフランス語で受けていたのでついていくので精一杯でした。その中で、効率のよさや先生と課題内容を交渉したりと自立して考えて動けるようになったと思います。
日常生活では、日本では考えられない行政手続きの遅さなどに悩まされましたが、二年目からは特に慣れて、自分の性格が温厚になったようにも感じます。
休日の活動
休日は友人と遊ぶか近くの公園でのんびりしていました。パリには広くてきれいな公園がたくさんあるので飽きることはありません。
テスト前は家にこもって休日も勉強でした。
印象的なエピソード
友人とセーヌ川の近くでお酒をたしなんでいた時です。一度、ホームレスの人が来て、仲良く話すことがありました。自分は少し警戒して話さないように最初はしていましたが、友人になぜ普通に接するのかと聞くと、礼儀正しかったからだと言われました。自分は少し人間の社会的ステータスから決めつける癖があるのだと気が付きました。そこから、人を見ることに注意を払うようになり、人間関係を大切にしようと思いました。世の中には面白い人もいるのだなと。その人が捨てられてたベッドを持ってきて、そこに寝そべって飲んだビールは美味しかったです。
成果、自分の成長した部分
成果:海外の大学で学位を獲得したこと
成長:自立と行動力、楽しく生きること
理由:先生や担当の人と交渉しないと学位の取得が怪しかったこともあり、必死で自分で考えて行動しました。楽しく生きることは、フランスの友人から学びました。楽しそうな人じゃないと一緒にいたいと思わないですし、いつもポジティブでいたいですよね。
「GT生」として留学する理由、意義とは何だと考えるか
正直、自分はGTで留学する必要はないと思います。まだ、その名前にそこまでのブランド価値はないですし、GYという似たような制度も埼玉大学にはありますし、埼玉大学の学費を払ってヨーロッパ諸国の大学に留学するのなら大体の場合は私費のほうが安く済みますし。
メリットは行きやすさだと思います。ある程度は大学が手続きをしてくれますし、うまくやれば奨学金でほぼ無料、もしくは少し儲かるくらいで留学が体験できます。
個人的に問題だと思っているのは、留学生の取る授業が少なすぎることです。パリディドロ大学で、私は学期ごとに10科目程度、他留学生は2,3科目のみでした。もちろん、旅行として楽しむのも良いと思いますが、お国のお金でそれは少し反対です。自由な時間を有意義に過ごせる人もいると思いますが、自分の周りでは少なかったように感じます。 DDPでよかったと思うのは、学位が出ることと二年間入れたことです。
後輩へのメッセージ
DDPは廃止?なんですかね。残念ですが、こういうプログラムが目の前にあったら飛びつくことをお勧めします。留学条件のフランス語、現地での授業、奨学金なし、いろいろと問題はありましたが、行ったことを全く後悔していない留学です。また機会があったらと思っていたら、、もう少し状況のいいときにチャレンジしようと思っている人に強制はしません。しかし、何も問題のない完璧に近い状況なんてほとんどないですし、簡単なものをしてもチャレンジから得られるものは多くないのではないかなと思います。
先輩面して言えるのは、留学に限らずに、やりたいことがあったらできない理由をつけずにすぐやることをおすすめします。後悔しないために大事です。