「皇室」について学ぶ-元宮内庁副式部官 竹元正美 大使を迎えた講義を開催-
2025/11/25
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この講義は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
11月20日(木)の授業では、宮内庁東宮侍従、外務省儀典官、宮内庁副式部官、さらにホンジュラス大使やウルグアイ大使などを歴任された竹元正美氏をお招きし、「皇室のお話」をテーマにご講演いただきました。講演では、まず皇室の特徴や公務の実態、憲法に定められた国事行為、式典へのご臨席、皇室の外交活動に至るまで、皇室の公務の実際について、竹元大使の経験を基にお話しいただきました。
グループディスカッションでは、「皇位継承問題」をテーマに「男系継承を維持すべきか」「女性天皇を認めるべきか」「女系継承を認めるべきか」という重要な問題について、日本人学生と留学生がそれぞれ意見を交換し合いました。
各グループの発表では、「2千年以上にわたる伝統を守り続けるべきではないか」「女性天皇についてもさらに深く討論すべきだ」といった多様な意見が寄せられました。
この講義を通じて、学生たちは普段目にすることのない皇室の公務やその背景に触れ、また多様な意見を交換する貴重な機会を得ることができ、有意義な講義となりました。
