「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」埼玉大学キックオフ国際シンポジウムを開催しました
2025/4/11
3月28日(金)、本学は文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業(タイプⅠ?地域連携型)」への採択を記念し、オンライン?キックオフ国際シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムでは、「地域共創―ダイバーシティ課題解決―レジリエント社会研究」の三位一体による実践的な多文化共生教育の全学展開をテーマに掲げ、本学の多文化共修事業のこれまでの取り組みと今後の計画を紹介するとともに、国内外の識者を招いて大学の国際化の将来について議論を行いました。

第1部では、本学の野中進理事(教学?学生担当)?副学長、中本進一シニアプロフェッサー、七田麻美子准教授が登壇し、事業概要や多文化共修に関する取り組み、留学生の地域定着に関する課題などについて報告しました。

第2部のパネルディスカッションでは、パネリストとして文部科学省高等教育局参事官(国際担当)の佐藤邦明氏、大正大学の井上雅裕教授、ウクライナのPoltava National Pedagogical UniversityのOlha Nikolenko教授とKateryna Nikolenko講師、そして野中進理事(教学?学生担当)?副学長がそれぞれの取り組みに関する発表を行いました。その後、山田真弓准教授をモデレーターとし、多文化共修の場が生み出すソーシャルインパクトについて意見を交わしました。

本シンポジウムには第1部で133名、第2部で140名と、多くの方々にご参加いただきました。第1部は本学教職員向けとして実施しましたが、本学関係者に限らず、他大学の教職員の方々にも多数ご参加いただきました。また、第2部には本学の海外協定校や、地域の団体の方々にもご参加いただき、本学の多文化共修への取り組みにご賛同?ご協力いただけていることを改めて実感いたしました。
このシンポジウムを通じて、本学は多文化共修教育の推進と、地域社会との連携によるダイバーシティ課題の解決に向けた取り組みをさらに深化させることを目指しています。?