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「美人画」から日本美術を学ぶ－井谷善惠 氏をお招きした講義を開催－

2024/12/10

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

12月5日(木)の講義では、東京藝術大学で教鞭をとられている井谷善惠先生をお招きし、日本美術における「美人画」について学びました。
まず、近代の各時代に描かれた約28枚の美人画鑑賞し、その背景について詳しい説明を受けました。その後、6つのグループに分かれ、「埼玉大学での絵画展覧会開催にあたってのテーマと展示作品3点の絵画選定」という課題に取り組みました。
各グループが選んだテーマは「美女が映し出す風景」「CHIGNON」「和服を着た女性の横顔」「風景」「大正の美人画」「人生の夢」。発表では、それぞれのグループがテーマや選んだ作品について、多様な視点から理由を述べました。どのグループの発表も独自の感性や視点が反映されており、とても興味深いものとなりました。
井谷先生からは「自分の感性を大切にしてください。好きな画や心惹かれる画を見つけ、感性を大事にして絵画を鑑賞することが大切です」とのお言葉をいただきました。美人画を通して時代、歴史、文化の変化について深く学び、新たな角度から日本文化を理解する貴重な時間を味わうことができました。