2022/11/29
半年ちょっとの異文化交流が自分を大きく成長させてくれました!
留学生とルームシェア!日本にいながら疑似留学体験ができるインターナショナルレジデンスでの暮らしとは?
2022/11/29
留学生とルームシェア!日本にいながら疑似留学体験ができるインターナショナルレジデンスでの暮らしとは?
工学部環境社会デザイン学科3年
(桐蔭学園中等教育学校出身)
埼玉大学には、多様な価値観をもつ留学生と日本人学生が、日常生活での様々な交流を通して相互理解を深めることを目的としたインターナショナルレジデンスという学生寮が存在します。寮の中では、留学生2名と日本人学生1名が3人用シェアユニットで共同生活を送っていますが、実際の暮らしはどのようなものなのか? 入寮中の学生に話を聞きました。
高校時代、大学生になったら英語力向上のために留学をしようと決めていました。そもそも埼玉大学を選んだのも、海外の協定校が数多いことが大きな理由でしたが、いざ入学すると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、留学するのが絶望的な状況。
それでも、留学することを諦めきれず、何か代わりになるようなものがないかと探して、見つけたのが、留学生?日本人学生混在型のインターナショナルレジデンスへの入居案内でした。
案内を見て「ここで生活すれば、疑似留学体験ができる!」と思い、家族を説得した後に、すぐに申し込み、2022年4月から入居することになりました。
寮は、リビング兼キッチンの共有スペースと、それぞれの部屋が用意されたシェアユニット型で、2人の留学生と同居しています。
彼らとはタイミングがあえば、一緒に食事をします。日によっては、僕が料理した日本食を振る舞ったり、ちょっとお酒を飲むことも。また、先日の日曜には、3人一緒に都内のイベントに出掛けましたが、ここで暮らすようになって、本当に楽しい毎日を送っています。
生活自体は、ルームメイトとの会話が英語なこと以外、一般的な学生生活と変わりないと思います。ただ、ルームメイトは短期留学生(STEPS生)なので、5か月ほどしか日本にいません。ですので、意外とすぐに別れの時期がやってくるのは寂しい限りです。今のルームメイトと暮らす前に、一度別れを経験しましたが、その時はとても辛かったのを覚えています。
英語力は、2人の方がレベルが上なので、僕が会話の中でわからないことがあると、かみ砕いて説明してくれたり、こちらの話をしっかりと聞いてくれるので本当に助ります。おかげで日常のコミュニケーションが円滑になっているのはもちろん、こちらの英語力向上にもつながっているのは間違いありません。
さらに、インターナショナルレジデンスで暮らし始めて、精神的に成長できたことは数多いです。
例えば、英語を話すときに、細かい文法の間違いなどを恐れずに、積極的に話す姿勢は確実に身につきました。また、留学生との交流の中で、文化や考え方の違いに気づかされることがありますが、そのような時に、きちんと自分の考えを相手に伝えるようになりました。お互いの考えを隠したまま、一緒に過ごしても不信感が募るだけなので、このことはとても大切なことだと思います。
繰り返しになりますが、本当にインターナショナルレジデンスに住んでよかったです。僕にとっては1人暮らしをするのも、海外の人と暮らすのも、大きな挑戦でした。入学したばかりの頃は、コロナ禍で活動が制限されて、鬱屈した気持ちになることがよくありましたが、行動を起こしたことで楽しい生活を過ごすことができました。やはり何事も一歩踏み出すことが大切ですね。
将来は、海外で活躍できる仕事に就きたいと考えていますが、ここで培った英語力やコミュニケーション能力を活かせればよいと考えています。